トリマーとは一言でいうと、ペットの美容師のことです。毛の手入れはもちろんのこと、皮膚や爪、耳などの手入れもします。
犬の場合を例に取ると、人間にとって牧羊犬や狩猟犬など、実用的な役目を持っていましたが、それが次第にペット、愛玩動物になっていくうちに、「実用性」よりも「かわいさ」を中心に改良されてきました。特に、長毛の犬は可愛らしいということで、長毛の犬種が出来てきたのですが、それらは自分で毛の手入れをすることができないため、トリマーの需要が高まってきたのです。
日本ではトリマーという言葉が一般的ですが、外国ではグルーミングをする人=グルーマーと呼ばれることが多いようです。
ここでも犬を例に挙げますが、犬種ごとに基本的なカットのやり方は決まっています。ハサミ、ナイフ、バリカン等を使い分けて、基本に沿ってカットしていくのです。
さらに、飼い主さんの要望や、トリマー自身のオリジナリティでアレンジしていくことも大切です。人間の美容師もそうですが、トリマーには技術の高さとセンスの良さが要求されます。そのため、日々努力して技術を向上させ、センスを磨いていく努力が肝心です。
トリマーは、カットの前に犬の全身を触って、具合が悪いところがないかを診てあげなければなりません。また、飼い主さんにとって身近な存在であることから、いろいろな相談を受けることもあります。そのため、単にカットの技術やセンスだけでなく、犬の健康管理などについても相応の知識を持っていなければなりません。
さらに、立ち仕事なので体力も必要です。大型犬の場合は、ブラッシングに二時間以上かかることもあるのです。
それでも、自分の手でワンちゃんを可愛らしくカットしてあげられたときの喜びは何にも代え難いものがあると言います。そこで、動物関係の仕事の中でも人気が高いのです。
トリマーの仕事に役立つ資格には、「ドッグトリマー技能士」資格や「グルーム3級」などがあります。